2013/2/9〜2/10 冠岳・紫尾山(鹿児島)&矢筈岳(熊本)

 NO3(2日目)矢筈岳 687.3m
 
 
 ▲女岳展望所から八代海、天草諸島が望める
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 紫尾山から出水町を抜け県道117号線は矢筈峠を過ぎるとカーブの手前左手に矢筈岳への林道入口がある。その反対の右手には駐車スペースがある。11時40分、既に数台の車が駐車している。結構登山者は多いようだ。登山準備をしてスタート。林道をしばらく歩くのだが、ガイドブックでは、登山口まで10分になっているが、なかなか到着しない。目に前に矢筈岳本峰女岳らしきピークが見えてきたのでそのまま林道を進む。林道入口から20分、ようやく登山口に着く。「走らない限り10分では着かないけどなぁー」とぶつぶつ言いながら少々カミサンも不機嫌。「ま、間違いもあるよ」と言うのだが・・・・。でも片道10分の誤差は大きい。往復で20分も違う。そうなると1時間30分の山行時間が2時間近くなってしまう。それでもその程度の誤差であれば良いが・・・・。
 植林帯の斜面を登りつめると木札に女岳とある。急斜面を一気に登りつめると展望がちょっとだけ良い場所があるが、女岳頂上は雑木林の中でしかも狭い。それにしてもガイドブックではこれまた山頂まで5分になっているが、私たちは13分かかってしまった。この本を書いた人は走ったのか・・。展望所とあるのでその先の尾根を少し歩いてみる。降りになったので少々不安になったがすぐに左に巻くように道票がある。そして西側が開けた場所に出る。ここからは確かに八代海が見渡せて素晴らしい展望であった。傍にある巨木も見事だったので名前をぜひ付けてほしいものだ。
 展望を楽しんで女岳頂上から急斜面を今度は一気に降る。鞍部に出ると今度は北側へと林道にでる。左(西)に進むと再び尾根を登り始める。結構急登で何度か一息入れる。岩が多くなったと思っていると13時15分、山頂に飛び出た。眺めは抜群である。頂上では多くの登山者がランチタイムを楽しんでいた。私たちは、下山後に食事をと考えていたので行動食として持って歩いていた魚肉ソーセージと菓子パンしかない。予定の時間を既に20分超過しているのでこの調子だと車までもたないと考え、他の登山者の作っている鍋やカップ麺の臭いに羨ましく思いながら行動食を食べた。ま、帰りにご馳走でも食べよう。下山は林道に出るとさらに林道の方へと歩いてみた。下から登山者が登って来るので間違いない。登りの時に登山口からすぐのところで本峰女岳に分かれる道を女岳目指して来たが、おそらくこれは本峰への道であろう。こちらは舗装されていない林道が大きくジグザになっている。途中からもう車が走れない道となり、真っすぐと谷間を降る。
 14時、登山口に着いた。ここからちゃんとした林道を戻る。ガイドブックでは10分とあるが・・・・。途中振り返ると本峰の下あたりに旗が揺れている。国旗だろうと思うが、何であんなところにあるのか不思議である。明日は建国記念日ではあるが・・・・・。
 林道歩きはやっぱり18分かかった。結構急いだつもりだが。くどい様だが、走ったとしか考えられない。1時間半の歩行予定が2時間10分と40分もオーバした。結局駐車場に着いたのは14時20分。空腹は行動食で少しは満たされていたが、パンばかりでちゃんとした食事がしたいと家内と意見が合う。食べることに関しては気が合う二人である。しかし、こういう時はなかなか店が見当たらないもので街に出るまでしばらくは食べ物を思い浮かべては、唾液を呑むと言う悲しい状況が続いた。結局、某ファミリーレストランで我慢することにして少々遅めの昼食をとることに。ま、それでも贅沢なことである。
 その後、田浦I.Cから高速で無事帰宅した。今回も楽しい旅ができ、自然に山にそして出合った人、地域の人に感謝感謝である。
 <コースタイム>
 P-(20分)-登山口-(20分)-鞍部(分岐)-(12分)-女岳-(10分)-鞍部(分岐)-(16分)-本峰-(10分)-林道出合い-(12分)-登山口-(20分)-P
※休憩時間は含まず。全行程で約2時間30分でした。

 
今回のコース(クリックで拡大)
矢筈峠
右が駐車スペース、左が林道入口
林道を歩く 右が女岳左が本峰 登山口
植林帯を登る 登山道らしくなる だいぶ登ってきた
鞍部、女岳は右に 急斜面を登る 振り返ると本峰
女岳にて 展望所へ立ち寄る 確かに絶景
この巨木なかなか味がある 再び鞍部に 林道から本峰への急斜面へ
頂上からの眺め 霧島か 石碑がある
とりあえず記念に 急斜面を戻る 「ふくろ神川へ」とあるが、塞がれていた
変わった木だ 林道に出るとこの左を降る 林道だったような道
谷間を降る 本峰と女岳への分かれ 登山口
旗が見える りっぱな木だ 林道を戻る
無事下山 道の駅 田浦(たのうら)に立ち寄る 田浦I.Cへ
   
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