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2011年8月26日〜29日 槍ケ岳〜穂高岳縦走 | ||
3日目(NO1) | ||
南岳小屋〜大キレット〜北穂高岳〜涸沢岳〜穂高岳山荘 | ||
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▲南岳小屋から見た夜明け | ||
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▲右に槍ケ岳、左は笠ケ岳 | ||
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▲長谷川ピークをクリアして岩壁を降る登山者 | ||
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▲飛騨泣きを通過する登山者 | ||
2011年8月28日(日) 天気晴れ 昨夜は一つの布団に二人寝ることになり、とても暑く、そして寝返りもできない状態で一晩過ごした。しかもお隣は知らない人。何度かトイレに行くときに足を踏まれたり、足の上に座られたりで文句を言おうと思ったが、他の人に迷惑なのでがまんした。そうなるとなかなか眠れないもので寝不足の朝を迎えた。しかし、そこはポジティブな私、外に出て澄み切った夜明けの空を見るといやな思いも笑い話にしてしまうほどどうでもよくなった。今日はいよいよ大キレット6時間の予定だ。朝食を済ませ、5時40分南岳小屋を出る。もちろん安全のためヘルメットを全員被る。振り返ると槍ケ岳が遠くに見える。ガレ場の西側急斜面を慎重に降る。油断すると落石を起こしてしまう。進行方向を見ると北穂高岳の山頂に小屋がとても近くに見える。岩の間を抜け垂直の梯子を降り、降りきると岩の稜線がまっすぐ北穂高岳に向かって伸びている。西側には笠ケ岳を中心に大パノラマが広がる。西側の山腹を少し歩き上り返すと両側が切れ落ちた岩の肩に立つ。かなり急な岩場を三点支持で上り返す。登りきったと思ったらここが長谷川ピークのようだ。両側が切れ落ちた岩のピークからほぼ垂直な岩壁を降る。ホールドもしっかりしているので難しくない。水平の梯子を渡ると鞍部の休憩ポイントである。ここで先行者の団体が落石を起こし、危うく巻き込まれるところだった。再び岩場の斜面を登りきりトラバースすると渋滞で立ち止まった。正面を見るとここからが飛騨泣きと言われている難所のようだ。ツアー登山者がガイドのビレーで何とかクリアしていた。こういうのは、見ている方が怖い。私たちは全員すんなりクリアした。そして核心部である角度は大したことはないが、滑りやすそうなスラブ状の岩に鎖とステップが設置されている。カニの横歩きで以外に簡単にクリアする。しかし、この辺りは雨でも降れば、滑りやすくとても危険な状態になる。今日は晴れて良かったとつくづく思う。長谷川ピークを背に滑りやすいガレ場の急斜面を登り、東側に回り込んで上を見上げると小屋が見えてきた。雷鳥が目の前を歩いていて途中まで道案内をしてくれた。9時26分、無事大キレットを通過し、北穂高岳小屋に着いた。ここでKENさんがお湯を沸かしてくれたので皆でコーヒを飲むことに。私はいつもはブラックだが、なぜか甘いコーヒがとてもうまかった。水を補給(有料)してすぐに出発だ。小屋の裏に回ると北穂高岳の山頂で記念写真を撮って今夜の宿泊場所の穂高岳山荘を目指す。少し降ると涸沢との分岐を見る。奥穂高岳2.3kmとある。ここからも気を許せないルートである。岩の稜線を緊張しながら歩く。鎖場が続き東斜面を見ると赤い屋根の涸沢小屋が小さく見える。西側に出ると西の斜面の下に沢が見える。景色が素晴らしい。次ページへ |
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今朝も快晴 | ||
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出発前に1枚(MORIさん撮影) | ||
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朝陽を浴びて出発 | まずは北穂高岳を目指す | 振り返ると槍ケ岳が遠くに見える |
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ガレ場を慎重に降る | 北穂高小屋が見える | 大キレット |
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垂直の梯子を降る | ちょっと休憩中(MORIさん撮影) | まだまだこれから |
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余裕です | ここが長谷川ピーク | 真中が私(左ザックはあずきさん) |
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難しい場所をクリアするあずきさん | 長谷川ピークから岩壁を降る | 岩を岩を渡る感じで歩く |
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長谷川ピークを振り返る | ここも難所 | 飛騨泣きと言われる鎖場 |
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カニの横歩きで進む | 急斜面のガレ場を喘ぐ | 小屋までもう少しだ! |
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北穂高岳小屋 | コーヒーで一服 | 北穂高岳にて |
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これから歩く岩稜 | 全員で | 雷鳥が二羽 |
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奥穂高岳2.3Kmとある | まだまだ続く | 向こうに何が見えるのか |
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危険な場所は続く | 鎖場を降る | 鎖場が続く |
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