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令和3年12月19日(日)天気 曇り
■出発時間:午前9時00分頃(自宅)
■メンバー:7名(男性5名、女性3名)
今年もコロナの影響で計画通り山行ができず、臨時山行を増やして穴埋めをしてきたが、今回は今年最後となる臨時山行だ。行く先は、私がよく自宅から歩いて登る「貫山」、平尾台から登る人はそれこそ山ほどいるであろうが、北側からはあまり知られていないようだ。しかしながら、私としては、北側を正面登山口と主張したい。それは、富士山の山容をした数多くの山を「〇〇富士」とニックネームを付けるが、貫山も北側から眺めるときれいな富士型なので「企救富士」と呼ばれている。「企救」は、もちろん地名である。今でも企救ケ丘と言う地名が残っているが、ずいぶん昔に北九州市の東部に企救郡と言う町があったそうだ。企救富士は「きくふじ」と読む。何とも良い響きだと私は思うのだが。さて、天気予報に惑わされながら、結局集合時間をずらしてスタートした。臨時山行は当然気まぐれで急な話なのでどうしても参加者は少なくなる。今回も7名と少なくなったが、私とH会長を除いてこのルート初めての人ばかりだ。文化記念公園をスタートし、鬼滅の刃で人気の荘八幡神社に立ち寄る。貫川沿いに歩き上貫バス停、芝津神社と進む。民家を抜け鳥居をくぐると狸の置物が出迎えてくれる。ここから沢沿いの登山道だ。小倉南区朽網町の昭和池から伸びる林道に出ると九州自然歩道の貫山登山道入口の標識がある。ここには車が3、4台駐車できるスペースはある。再び沢沿いの登山道を歩き途中の分岐から芝津神社上宮へと左に進む。急斜面を喘ぎ湧水地蔵に着くとクジラの頭のような巨石をみて皆驚く。ここから古い石段を登ると上宮だ。手を合わせて先へ。この辺りから樹木の揺れる音が風の強さを伝える。少々怖いくらいに。視界が開けるとかなりの強い風だと確信する。ランチタイムを山頂で過ごせるか心配しながら山頂につく。すると嘘のように風は収まり、どんよりとした空の下には海に浮かぶ北九州空港や足立山の景色が広がる。昼食を終え、下山は周回路を分岐まで下り、あとは往路を歩く。無事スタート地点につくと意外に歩きごたえがあったと皆からのご意見。低山でも楽しい山歩きができることを改めて感じる日であった。今日も自然に山に仲間に感謝!
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