2017/03/19 指山(1449m)
長者原〜指山〜長者原(時計回り)
 ▲タデ原湿原から黒岩山・泉水山を見る
 ▲指山頂上から三俣山を眺める
 平成29年3月19日 天気 晴れ
 
■出発時間 6時半頃 自宅
 ■メンバー 家内と二人

 
春分の日、昨年もマンサクの花を見に九重を訪れた。
 幸い、天候も良さそうなので今年も九重に行こうとなったわけだが・・・・・・・
 残念ながらマンサクの花は開花しておらず、枝の先にほんのわずかに開いた花を遠くから眺めるだけとなった。
 タデ原湿原の登山口付近で私たちと同じ目的のグループがいた。
 マンサクが開花していると指山の山腹には黄色い帯ができるが、今朝は逆光に霞んだ空で良く見えない。咲いていることを期待して登山口より入山する。
 緑のきれいな樹林帯は茶色や灰色の冬涸れの樹林帯となって寂しい気もするが岩や倒木を染めた苔は、緑を失うことなく朝の優しい陽を浴びて輝いていた。
 指山への分岐点は2ケ所、私たちより先に進むグループはベンチのある場所より指山目指した。私たちは少し先の分岐より指山を目指す。
 マンサクと書かれた古木を見上げるが、枝先.にほんのわずかに花を付けているだけで未だ未だのようだ。もう違うコースを行こうかと意見も出るが、ま、一度計画したルートを変更するのはあまりよろしくない。この先でもしかしてたくさん咲いているかもしれない。とあり得ないが、奇跡を願って再び歩き出す。
 山腹を巻いて反対からの合流地点からは急登だ。以前、たくさん咲いていた場所も全く開花していない。やがて急斜面は道が凍結して滑りやすくなる。陽が当たっている場所は解け始めて泥がぬかるむ。
 シャクナゲの群落を抜け、灌木帯になるとミヤマキリシマの群落となって山頂に出る。
 ちょうど先客は下山準備をしていて私たちは少々早いがランチタイムとした。
 360度の展望と手製のオニギリで満腹となった私たちは、マンサクの花に未練を抱きながらもぬかるんだ急斜面を慎重に降った。
 往路を合流地点まで戻ると左に進路をとり、散策路をのんびりと長者原へと足を運ぶ。
 駐車場に着いても少々歩き足らないので泉水山登山口まで散策。花は何もない。
 仕方ないので帰りにいつものくじゅう野の花の郷に立ち寄り、山野草を見学することに。
 店主に聞くと福寿草が咲いているとのこと。いやそれしか今はないが、陽ざしを浴びて黄金色に輝く花弁を見ると互いにほころびた顔を見合わせる。
 後は夕食を途中の茶屋で仕入れて無事帰宅した。
 今日も山に自然に感謝!!
 ■コースタイム
 長者原P-(50分)-雨ケ池と指山の分岐-(30分)-指山山頂分岐-(50分)-指山頂上分岐-(45分)-指山山頂分岐-(15分)-観察路入口-(20分長者原P
※休憩時間は含まれていません。全行程で約4.5時間かかりました。距離7.7km 高低差422m
本日のコース(クリックで拡大)
長者原
登山開始
黄金色に染まったタデ原湿原 この先に登山届のBOXがある 水がきれいだ
巨樹の横を通過 ここで靴底の付着物を落とす 葉のない樹林帯もいいね
緩やかな登り 苔の岩群 苔の倒木
可愛いケルン 堰堤を通過 ベンチがある休憩場所
その休憩場所からも指山へのルートがある 木段を上がって すぐに指山分岐
山腹を巻きながら快適に歩く 大きな岩だ 休憩場所から来た道と合流
マンサクの木 上部にわずかに花が・・・・ 巨石出現
どうやら広い場所に出たようだ 湿原のような場所 河原のようでもある
振り返る 再び広い道 巨樹もある
どうなってんの? ここより急登する ロープが張ってあった
黒岩山と泉水山が見える 岩が多くなる シャクナゲが群生している
急登が続く 滑る シャクナゲの花芽は少ない
地面は凍結している 整備中 開けた!
 黒岩山&泉水山、奥に涌蓋山 ミヤマキリシマの群落  指山頂上から三俣山 
星生山  平治岳 岩の上に山頂標識 
 山頂にて  手製のおにぎりとインスタントスープ  満腹になったので下山準備
 道は解け始めたのでズルズル 分岐点から左に   松の木が多い
快適に歩く 散策路には木の名札   舗装道へ
散策路入口 長者原へ舗装道を歩く わずかに開花したマンサク
この後、時間があるので泉水山登山口付近を散策し、帰路に着く。
その後、いつもの「くじゅう野の花の郷」へ立ち寄る。
 無事長者原駐車場   フクジュソウが咲いていた 
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