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令和2年11月8日(日)天気晴れ
■出発時間:午前6時08分(大曲登山口)
■メンバー:2名(Y氏とカラス)
昨日、自宅を出発し、せっかくだから八面山(中津市)に立ち寄った。3時間程度歩く予定だったが霧雨だったので最短コースで周回した。そして途中で夕飯を仕入れてそれでも時間があるので豊後森機関庫転車台にも立ち寄り、予定より早く泉水キャンプ場に到着した。そして今朝早くに大曲登山口前の駐車スペースにたどり着いた。真っ暗の中、車の中で寝ている人もいるようなので気遣いながら登山準備をする。ところで前回の東鳳翩山の山行時にスマホのモバイルバッテリーが調子悪かったのでケーブルを交換したが、結局本体が悪いことが今朝起床時に判明した。車でも充電できるが移動時間が短かったため65%でスタートすることになった。私にとってスマホは地図とGPSでの現在位置やログも取得できるとても重要な装備品である。もちろん紙の地図とコンパスも携行しているが・・・・。
6時15分、未だ暗いが登山開始。大曲から歩くのは実に8年ぶりのようだ。笹の茂る灌木帯の道は、昨日の雨のせいか、どろどろの泥土になっていて滑るし、キャップライトで照らされた靴は真っ黒で泥だらけ、しばらく奮闘し、ようやくコンクリートの道に飛び出る。いつのまにかずいぶんと明るくなってガスに覆われた三俣山の麓が見えてきた。
コンクリートの道は、7月の豪雨で土砂が流れた跡がある。自然の力の凄さを感じる。砂防堤を横断し、ガレ場を登り詰め誰もいないすがもり越小屋跡に着く。小屋跡と言っても雨宿りくらいはできる。軽く朝食をとり目の前の急斜面を登り始める。前方に一人女性の登山者が登っている。下を振り向くと2人の男性登山者が登り始めた。
西峰に着くがガスで展望は良くない。風も強いのですぐに歩き始める。一旦鞍部に出て再び登りW峰に到着。強い風でここでも写真を撮ったらすぐに移動開始。本峰で少し休憩。相変わらずガスっていて視界は悪い。次は南峰を目指す。一旦降り、狭い登山道を上り返す。南峰に着くとガスの切れ間に大船山や平治岳、そして久住山、中岳と九重の峰々が姿を現す。
南峰から少し往路を戻ると北峰への分岐が狭い登山道にある。ここからお鉢巡りである。過去何度か歩いたが、少々厳しい登山道だと認識している。Y氏にも十分気合いを入れて歩くように話をする。小鍋の渕の先より崩落している場所を見ながら進み、登り始めると注意書きがある。
手がかりがない場所では、緊張しながら滑らないように踏ん張って登り、危険地帯をクリアすると平坦になり、北峰に到着。結構リスキーなルートである。以前に比べ、崩落が進み、整備ができていないため初心者や団体登山には向かないと思う。空はガスが通り抜け、青く輝いている。360度の絶景にしばらく見とれていた。
北峰から鍋底を歩こうと思ったが、紅葉は終わっていたのでそのまま本峰へと降る。鞍部からの大鍋の鉢は、ここにこないと見れない景色だ。本峰への急登は覚悟していたが、最後の部分はこれまた滑りやすく崩れやすい。ようやくの思いで登り切ると他の登山者で賑やかになった本峰頂上に着く。かなりきつかったし、ほっとしたこともあり、思わず草の上に寝転がる。んんー気持ち良い。このまま寝ていたい。
未だランチには早いので下山開始、多くの登山者とすれ違いながら往路を戻る。すがもり越につくとここでランチにすることに。今朝湧かしたお湯でミニカップうどんを食べる。ミニでないと汁が余るからだ。
ランチを済ませ、往路を戻る。三俣山を背にする頃にはとても名残惜しい気持ちがこみ上げてくる。無事、大曲に着くと駐車スペースは満車で路肩にも車がたくさん停まっていた。
今日も自然に山に仲間に感謝!!!
■コースタイム
大曲-(60分)-すがもり越-(30分)-西峰-(20分)-W峰-(10分)-本峰-(20分)-南峰-(60分)-北峰-(25分)-本峰-(40分)-すがもり越-(50分)-大曲
※休憩時間含まず。全行程で約7時間でした。 |
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