平尾台
 2019/8/17 秋の七草花鑑賞
茶ケ床園地〜吹上峠分岐〜四差路〜四方台〜中峠〜広谷湿原〜茶ケ床園地
  令和1年8月17日(土) 天気 晴れ
 ■出発時間:6時15分頃(自宅) 
 ■メンバー:2名(家内と私)
 
子供たちの帰省や超大型台風の襲来で忙しかった盆休みはようやく終わった。
 過去の日記を見てみると3年前よりこの時期、
平尾台を歩いている。今年は少しだけずれたが、出かけることにした。それにしても暑い。昨年同様、朝早く出発して途中のコンビニで朝食を仕入れ、茶ケ床園地へ。茶ケ床園地の駐車場は車が3台、バイクが2台と未だ少ない。車を降りるとやっぱり涼しい。優しい風もあってとても気持ち良い。今日のお目当てはキキョウとサギソウ。特にサギソウは、もうなかなか見れない。やはり盗掘のせいなんだろう。誰も歩いていない散策路を大平山方面へと歩く。夏の花々は、毎年見るが飽きない。
 夏の花と言ってもその中には秋の七草として「クズ」「ナデシコ」オミナエシ」「キキョウ」「フジバカマ(ヒヨドリバナ)」の花が見れる。だから今日は「秋の七草の花鑑賞」と言っても良いかもしれない。
 さて
吹上峠貫山との分岐から貫山方面へと進み、四差路より急斜面を亀のようにゆっくりと進む。周りはキキョウの群落でカメラのシャッターを何度も押す。でもうまく撮れない。
 急斜面を登り終えると
貫山との分岐点、四方台貫山へと進みたいところだが、今日はやめて中峠へと稜線を歩く。中峠でようやく2組目のパーティと挨拶を交わす。そして広谷湿原へと舗装道を歩き始める。道路にはセイタカアワダチソウと思われる草が根っこから抜いて放置されている。んんん、もしかしてF君かな?
 そう、
観察センターに所属してパトロールをしているおじさんは私の同級生のF氏である。彼が以前から「セイタカアワダチソウが蔓延ってこのままではススキなどがなくなってしまう」と話していた。広谷湿原へと舗装道を進むとパトロールの車が見えた。やっぱり彼だった。そして帰りに観察センターに立ち寄ることにした。
 わずかに2つ咲いていた可愛いサギソウを見て無事、茶ケ床園地に戻る。車は増えていて人もずいぶんと賑やかになっていた。帰りに
観察センターに立ち寄り、F君とセイタカアワダチソウの駆除を山の会の有志で手伝うことにした。今日も自然に山に感謝!!
茶ケ床園地(6:50)
ノヒメユリ(野姫百合)ユリ科
アップで シシウド(猪独活)セリ科 キンミズヒキ(金水引)バラ科
散策路へ クズ(葛)マメカ科 カワラナデシコ(河原撫子)ナデシコ科
キセワタ(着せ綿)シソ科 多い茂った草でズボンはびしょ濡れ 面白い形のジャケツイバラの実
本日最初のキキョウ クルマバナ(車花)シソ科 左に大平山方面へ
風が心地よい テーブルで水分補強 吹上峠との分岐は貫山方面へ(7:44)
左が貫山 ウツボグサ(靫草)シソ科 草の中を掻き分けて進む
ナルコユリの実 大きく口を開けているように見える たくさん咲いている
オミナエシと家内 ウツボクサ サイヨウシャジン(細葉沙参)キキョウ科
小穴 四差路より急斜面を進む ここから斜面はキキョウの群生地
キリギリスだ 奥のピークが大平山(おおへらやま)
登り切ると平坦に 今から歩く稜線と奥は桶ケ辻 四方台(8:38)
カワラナデシコがたくさんある オミナエシ(女郎花)スイカズラ科 登山道が湿っていて滑る
ヒヨドリバナ(鵯花)キク科 この辺りにも少ないがキキョウがある 今にも動きそう
ここは左 オトギリソウ(弟切草)オトギリソウ科 中峠(9:07)
コマツナギ(駒繋)マメ科 面白い形をしている 陥没している
観察センターに立ち寄る
サギソウがたくさん咲いていた
広谷湿原からUターンして 無事茶ケ床園地(9:55)
キキョウ(桔梗)キキョウ科キキョウ属
絶滅危惧U類
秋の七草の一種
蕾が風船に似ているので英名が「Ballloon Flower」
 ← サギソウ(鷺草)ラン科ミズトンボ属
絶滅危惧
絶えない盗掘で自生している数はわずかだそうです

ヒオウギ (檜扇)アヤメ科アヤメ属
   
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