2013/1/26〜1/27 天草の山(柴尾山・龍ケ岳・次郎丸嶽・太郎丸嶽
 NO3.次郎丸嶽・太郎丸嶽(397.1m・281m)
 
 ▲次郎丸嶽
 前ページから(龍ケ岳)
 龍ケ岳を歩いた後、標高は低いが岩峰で山名も面白い「次郎丸嶽・太郎丸嶽」に向かう。ナビの通り進んだが、移動途中でコンビニもなく、食料は予備で持ってきたパンを食べるしかない。
 移動途中で次郎丸嶽が見えてきた。不思議に岩峰を見るとうきうきしてしまう。まるで子供のころに遊園地に行く時の心境である。
 10時30分、国道に出た所で左に登山者用の駐車場があるので駐車する。東屋(あずまや)もあって案内板もある。地元の人の好意だと聞き、驚くとともに感謝する。登山者にとっては本当にありがたいことである。駐車場には既に数台の車が停めてあって登山準備をしている方もいた。
 曇っているが時折陽射しが差す。気温はやっぱり低い。民家の中、舗装道を親切な案内を見ながら進む。舗装道が細くなり段々畑を見ながらのんびりと歩くと自然林の登山道となる。
ロープがある段差をよじ登る所もあるが、すぐに平坦な道になる。「長寿の湧水」と記された水場を過ぎると明るくなって遠見平に着く。先客がいらしたのでそのまま進み、次郎丸嶽と太郎丸嶽への分岐点「太郎丸分かれ」に出る。まずは、次郎丸嶽を目指す。シダの多い登山道は巨石をよじ登るところもあり、いつのまにか「いなずま返し」を通過したようだ。次郎落がどこのことかわからないが、大きな露岩にロープがかかっている。露岩の上は賑やかで団体さんが展望を楽しんでいた。写真をお願いしますと言われたので私たちも写真を撮ってもらうことにした。ここからの眺めも素晴らしい。山頂はさらに奥で弥勒菩薩を見て絶壁を感じながら進むと巨石のブロック群がある。奥まで行くと山頂に着く。振り返ると亀次郎岩と呼ばれている奇岩もあり、その上に立つと低山なのに高度感はかなりある。もちろん展望は抜群で上天草の山々が見渡せる。しばらく山頂を楽しんで太郎丸嶽を目指す。太郎丸分かれまで戻り北へと向かう。シダの多い茂る登山道を抜け、岩の多い道を登り返す。振り返ると次郎丸嶽が、今までと形を変え、見えてくる。空は雲が厚くなり、雪がちらほら降り出してきたので先を急ぐ。
 おにぎりのような形の巨石を過ぎて
太郎丸嶽の山頂に着いた。昼食をここで摂るつもりでいたが、寒いので下山することにした。途中で子供連れのパーティが食事を楽しんでいたが、きっと寒かったろう。下山道は遠見平の下で「ここからも登下山できます」と道標があるのでそちらに降ってみることにした。前に2人の男性パーティが歩いているが、出発の時に登山準備をして先を歩いていた方たちであった。尾根道を気持ちよく降り、観音様を見て民家に出る。駐車場に着くと既に13時45分。腹も減りすぎてせっかく東屋(あずまや)があるのでここでランチタイムとした。案内板を家内が読み上げる。太郎丸と次郎丸の物語である。なかなか面白い。
 昨日の午後からの天草の旅、寒かったけど楽しい旅ができた。今回も山に自然にそして山の麓の人たちに感謝である。また、今回宿泊させていただいたホテルの方、おいしい料理を食べさせてくれたお店の方にも感謝です。
 
<コースタイム>
 P-(33分)-太郎分丸かれ-(32分)-次郎丸嶽頂上-(28分)-太郎丸分かれ-(20分)-太郎丸嶽頂上-(20分)-太郎丸分かれ-(17分)-観音様への道分岐-(23分)-P
※休憩時間含まず。全行程で約3時間15分でした。
  
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今回のコース(クリックで拡大)
移動途中(小鳥越辺り)で見る次郎丸嶽
登山者用駐車場
登山口への道標 峰々が見える 道標の通り進む
道票が頼りである 登山道となる こんな所も
道は歩きやすい 長寿の湧水 太郎分かれ(ここは左に次郎丸)
シダが多い 次郎丸嶽の上部が見えてきた いなずま返し辺りから見た次郎丸嶽
滑落注意 でっかい岩だ 大きな露岩
これを登る 絶景だ 仲良く
弥勒菩薩 巨岩のブロック群 山頂にて
山頂にて 亀次郎岩 倉岳かなぁ
りっぱな方位盤もある 展望抜群 何のつもりか?
下を覗いてみた。 山頂から小鳥越への道標 露岩を降る
 もう一度絶景を 陽が差してきたが・・・・
太郎丸嶽が見える 太郎分かれ シダの中を進む
振り返ると次郎丸嶽  しばらくしてもう一度振り返る 岩が多くなる
 面白い形の巨石 急登する  太郎丸嶽頂上
 次郎丸嶽を望む 展望抜群・・でも雪が舞う 太郎丸嶽を振り返る 
巨石に登って見る 滑らないように 遠見平
 奇木と 別れ道(往路は左から来たが真っすぐ進む)  自然林の尾根道
観音様 墓地の横の階段を下りる 無事駐車場に着く
お疲れさまでした
 りっぱな東屋 太郎丸と次郎丸の物語  
   
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