2007/9/22〜9/25 屋久島(黒味岳1831m・宮之浦岳1936m・永田岳1886m)
No2
投石平〜宮之浦岳〜永田岳〜焼野三叉路
<投石岩屋手前〜宮之浦〜永田岳>
9月23日、屋久島の山々には雲が停滞しているのか、なかなか晴れてくれない。それでも今朝は満天の星が見えた。が、一時的だったようである。明るくなってきたが太陽はでない。それでも幸い雨は止んでくれたのでテントはタオルでふき取りザックに片付ける。やや重くなったのは疲れのせいか・・・・朝食を済ませ、午前6時45分出発だ。岩だらけの山道を登ると見晴らしの良いはずの平坦な岩を敷き詰めたような場所に出る。(今回はガスでなにも見えない)ここが投石平である。さらに進むとビバーク可能な巨岩がある。これが投石岩屋だ。ここを知ってか、宿泊者がいた。昨夜暗がりの中、足音がしていた2人だろう。割となだらかな道を歩く右手に安房岳翁岳と過ぎ、ほこらがある栗生岳に着く。大きな標識がある。ここから急登を20分喘ぐとついに宮之浦岳である。山頂はガスで全く視界が利かず残念であったが1900mに立つ気分は最高である。山頂には2人の若者が、ほとんど装備という装備なしで来ていた。これから下山するようだが、若者の無謀なチャレンジは自分にも覚えがあり、ある程度の冒険はしたほうが良いと思う(怒る人もいると思うが)
山頂から一気に下ると焼野三叉路に出る。ちょっとだけ開けた場所で階段の踊場のようなところだ。ここから永田岳を目指す。最低限必要なものをナップサックに詰めて、重たいザックはこの場に置く事に(動物に荒らされるといけないのでファスナーなどしっかりと締めておく)なだらかな道から下りとなり、湿原のような川原に出る。とてもきれいな水だ。なだらかな道をしばらく行くと目の前に今まで見たことのない巨岩群が現れてきた。急登を喘ぎ、ロープを頼りに岩場を駆け上がると山頂に登頂。巨岩に立ったり、標識で記念撮影して永田岳登頂を楽しむ。しばらく楽しんだら焼野三叉路まで来た道を戻る。途中、シャクナゲが咲いていたり、鹿が現れたりして永田岳を行って本当に良かったと思う。焼野三叉路で昼食とした。水場は翁岳近くに「最後の水場」と標識があったが補給するのを忘れていて、少ない水での調理となった。(調理と言ってもカップ麺であるが)昼食を済ませたら今日宿泊予定の新高塚小屋を目指すことに  次ページへ
宮之浦岳目指し出発
投石岩屋 巨岩だらけ もうすぐ投石平
投石平にて(MORIさん提供) シャクナゲの群生 ヤクシマリンドウ(屋久島竜胆)
水場で水を確保 色がきれいである 木道を歩く
栗生岳にて(MORIさん提供) 急登を喘ぐ
宮之浦岳にて(MORIさん提供) 焼野三叉路 荷物を置いて永田岳を目指す
巨岩の上を歩く なだらかな道となる 降ると谷間に湿原が
急登の目の前には 奇岩が立ち並ぶ ヤクシマウメバチソウ(屋久島梅鉢草)
階段を上がる
永田岳山頂に先に立つMORIさん(赤い矢印) 絶壁をよじ登ると山頂
永田岳山頂にて(MORIさん提供) 風に煽られながら・・・・ シャクナゲ(狂い咲きか・・)
ヤクシカ 焼野三叉路で昼食タイム
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