2007/9/22〜9/25 屋久島(黒味岳1831m・宮之浦岳1936m・永田岳1886m)
<焼野三叉路付近から永田岳を望む>
今回の屋久島行きについては、何から何までMORIさんに段取りしてもらい、感謝の限りである。そのおかげで楽しい旅ができた。
2007年9月21日(金)晴れ 
先週の予定が悪天候のため今週に延期となり、愛犬の世話のことでは家族を振り回したり、仕事でも社員に負担をかけてしまったが、何とか調整がつき、いよいよ待ちに待った屋久島行きが実現される。天気予報は晴れ、心配していた妻の膝の具合も良さそうだ。ただ、妻のザックを軽くするため、食料はほぼ自分が持つことにし、そのめザックの重さは15Kgとなり、初日はビールを持ってゆくので16Kgとなる。トーレーニングという(いわゆるボッカ訓練)ものはしていないので不安であるが、ま、なんとかなるだろう(・・・といつも楽天的な自分である。)
◆概要スケジュール
・9/21(金)PM9:30我家より出発−九州自動車道−鹿児島北I.C−鹿児島港
・9/22(土)AM7:45(高速艇トッピーにて)鹿児島港出発−宮之浦港到着−(タクシー)−淀川登山口登山開始−花之江河−黒味岳−       投石平手前でテント泊 ※歩行時間約4時間30分
・9/23(日)投石平−宮之浦岳−焼野三叉路−永田岳−焼野三叉路−新高塚小屋宿泊 ※歩行時間約7時間
・9/24(月)新高塚小屋−縄文杉−楠川分かれ−辻峠−太鼓岩−白谷山荘宿泊 ※歩行時間約7時間
・9/25(火)白谷山荘−白谷雲水峡−(バス)−宮之浦港−(トッピ)ー鹿児島港 ※歩行時間約1時間
     ※屋久島の代表する黒味岳、宮之浦岳、永田岳の三座を登頂するため、5日間の行程となった。
No1
淀川登山口〜黒味岳(1831m)〜投石平手前
<登山口まで>
21日の夜出発した私たちは鹿児島港に着くと車を駐車場へ停めて高速艇トッピー乗船入口の軒下で寝ることに。(路上に寝るのは久し振りだ。)当然ながら寝付かず朝を迎えることになった。桜島の朝焼けを見たりしてようやく待合室が開く。食堂で朝食をと思っていたが、張り紙を見ると10時からの営業だ。しかたなく近くのコンビニで、朝食と昼食の買出しをして待合室で食事をとる。そうこうしてるうち待合室は賑やかになってきて出発時間となった。トッピーは思ったより静かで快適だった。2時間ほどで宮之浦港に到着。予約してくれていたタクシーに乗り込む。ここから海岸沿いを走り、安房から592号線の山道を行く。屋久杉ランドを過ぎ、紀元杉を過ぎ、宮之浦港から約2時間で淀川登山口に着く。霧雨となってきたので立ちながらの軽い昼食を摂る。
<淀川登山口から>
登山口から自然林の中の割と緩やかな道を歩く。途中、木製の階段があり、よく整備されている。登山口から約1時間で淀川小屋に着く。小屋の脇には澄んだ川が流れていて水は豊富だ。小休憩をして出発。橋を渡り、巨木が多くなり、また登山道は根がたくさん張って歩きづらく、道は急登となってゆく。一旦下りとなり上り返すと高盤岳展望所に着く。しばらく歩くと湿原帯の小花之江河となり、さらに進むと花之江河に着く。淀川小屋から約2時間だ。しばらく見物して15分程度再び歩くと黒味岳分れに着く。ここで黒味岳山頂を目指す。急登となるようなのでザックはここに置くことに。ロープ場などを得て急登を喘ぐこと20分、山頂に出る。本来の山頂は巨岩の上ではないかとMORIさん。標識がないのでわからず下山開始。黒味岳分れに再び戻り、今日の宿泊場所である投石平付近を目指す。気がつくと既に午後4時半を過ぎていた。20分程度歩くとMORIさんが狙っていた場所があった。早速テントを張り、夕食の支度に取り掛かる。食事はなるべく重たいものを先に食べることにしていた。もちろん持参したビールは今日でなくなる。しかし、霧雨は既に雨となり、明日は濡れたテントで重くなるだろうと覚悟する。
朝焼けの桜島
高速艇トッピー
待合室は混み合う 乗船前に 開聞岳だ!!
宮之浦港 淀川登山口のトイレとP 登山前にここで腹ごしらえ
霧雨の中を歩く 木製の階段を 登山口から1Kmの地点
淀川小屋 鉄製の橋を渡る 高盤岳展望所
巨木がとにかく多い 小花之江河を過ぎる 花之江河
記念撮影(MORIさん提供) 黒味岳分れより黒味岳へ ヤクシマシオガマ(屋久島塩竈)
ロープを頼りに ヤクシマダイモンジソウ(屋久島大文字草) 黒味岳山頂付近
山頂手前にて(MORIさん提供) 黒味岳分れに戻る 投石岩屋手前辺りでテント泊
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