2012/05/27 武奈ケ岳(1214.4m)
ガリバー青少年旅行村〜広谷〜コヤマノ分岐〜武奈ケ岳山頂〜細川越〜広谷〜ガリバー青少年旅行村
NO1
 
 ▲武奈ケ岳頂上からの眺め
    2012年5月27日(日) 天気 晴れ
 昨日は、鈴鹿山脈の北端に位置する霊仙山を歩いた。標高差が900mほどあり、かなり急いだのでかなり疲れたようだ。しかし、大浴場でゆっくりと風呂に入り、ご馳走を食べて早く寝たので今朝はそんなに疲れがないように感じる。今日の山は、琵琶湖の西に位置する比良山地の最高峰である武奈ケ岳。登山口からの標高差は800mほどあり、バスの時間も結構ぎりぎりの計画なので昨日同様かなり疲れるだろう。朝食を軽くすませ、ホテルをチェックアウトして外に出ると今日も天気が良い。
■出発時間:6時30分 (ホテル)
■メンバー 単独
 ホテルを出てコンビニで弁当を買い、京都駅からJR琵琶湖・湖西線(こさいせん)7時25分発に乗る。途中の窓から琵琶湖が霞んで見える。もしかして琵琶湖を傍で見るのは生まれて初めてかもしれない。8時20分、近江高島駅に着く。駅を出ると高島市の象徴なのか、ガリバー像がある。私の他に登山者が1組(男性2人)いる。バスを待つ間、駅の中で話かけてみようと傍に寄ると1枚の壁に貼ったちらしを見てくれと言わんばかりに指で指す。見るとガリバー旅行村からの登山口は立ち入り禁止になっていると書かれている。ありゃりゃ・・・・でも良く見ると昨年の9月のチラシである。私が『もう迂回路ができてるんじゃないですか?』と言ったものの確かに不安である。そのお二人は、すぐに別のルートを行くと駅を出て行った。私一人取り残されたてしまったが、ここまで来て他のルートの選択は不可能である。とりあえず、役場に電話を入れてみることに。すると「私ではわからないので9時になったら駅内の観光案内所が開くので聞いてくれ」と言う。『でもバスは9時3分に出るんですが・・・』と言うと「3分あれば聞けるでしょう」と楽天的な回答。と言うことで観光案内所が開くの待つことにした。幸い、9時前に女性の方が来られてシャッターが開いた。その方に聞くと「登山経験がたくさんあって慣れた人なら迂回路を行けますよ」と。『ホッ』 と言うことで私一人バスに乗り込む。ところが、発車時間ぎりぎりになってたくさんの登山者がバスになだれ込んでくるではないか。『なぁーんだ。皆迂回路があるのを知ってんだ。』・・・・満員になったバスは、若いカップルも数組乗っているもののほとんどが高齢者だ。てっきり全員武奈ケ岳と思っていたら音羽という停留所に着くと老人会とも言えるメンバーがぞくぞくと降りてしまった。どうも武奈ケ岳登山ではなかったようだ。9時28分、人数は減ったもののガリバー旅行村ではそれなりの登山者が降りた。でも観光なのか軽装の人もいる。車道をしばらく歩くとガリバーショップがある。トイレを済ませ、いざ出発。私の前を中年のご夫婦と思える登山者が1組、立ち入り禁止のバリケードで止まっていたが、進入していった。私が追い越すと後ろの方で「・・・・・良かった」と聞こえた。おそらく他に登山者がいて良かったと言うことだろう。私のすぐ後ろに若者がいる。話しをすると互いに初めての山であることがわかった。迂回路と書かれた場所に来ると私が『こっちだよ』と声をかける。迂回路はもちろんまともな道であるはずがない。滑りそうな急斜面を上がると先に行った登山者(男性2人)が立ち止まっていて先に行ってくださいと言う。急斜面を降ると迂回路は終わりだ。しばらく歩いて10時00分、大摺鉢に着く。既に数組の登山者?が休憩をしていた。私も少しだけ休憩して先を急ぐ。沢を歩いてイブルキのコバを経ての道標の通り進む。山腹を巻くように高度を上げる。大きな変わった形の杉の木を見てブナの多い林を抜け再び杉の巨木(アシウスギ)が現れると沢が見えてきた。11時00分、一旦降って沢に降りると広谷の標識があった。ここで抜かされた若者が休憩していた。木の橋を渡り、谷間を進み道標から左に歩き沢を横断すると11時10分、イブルキのコバに着いた。ここからしばらく谷間を歩き尾根に取り付く。きれいなブナ林である。11時38分、稜線に出るとコヤマノ分岐に出る。先に行った若者の姿は見えない。平坦な道では下山者とのすれ違いが多く、賑やかな山頂が想像できる。最後の急登は、振り返ると素晴らしい展望が広がる。11時48分、ついに武奈ケ岳山頂に着く。次ページへ
今回のルート(地図上クリックで拡大)
ホテルを出発
京都駅 琵琶湖・湖西線
近江高島駅 ガリバー像がある ガリバー青少年旅行村の入り口
バスを降りる しばらく車道を歩く ガリバーショップ
通行止のバリケード タニウツギ 入山禁止の立て札
大摺鉢へ 特に問題ないが・・・ 迂回路があった
ここも大摺鉢へ 滝が見える 沢を渡る
これが大摺鉢 ツツジの花も咲いていた 沢沿いに歩く
ここから尾根へ 山頂まで2時間50分とある 見事なツツジだ
きれいな樹林帯 大きな杉も多い これがアシウスギ
気持のよいコースだ これもアシウスギ 沢に出た
広谷 木の橋を渡る かなり朽ちている
谷を歩く 左に折れる イブルキのコバ
板の橋を渡る 岩が茶色 きれいなブナ林
稜線が見えた コヤマノ分岐 平坦な道を歩く
急登する  振り返る 山頂からの展望
山頂 山頂にて 賑やかだ
     
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