平戸の山巡り (志々岐山・屏風岳・安満岳)
NO1 志々岐山「しじきやま」(347.2m)
駐車場〜登山口〜山頂〜登山口〜駐車場
▲ 志々岐山(途中の車道から)
 
▲山頂から北側の眺望 
2015年2月14日 天気 晴れ
 ■出発時間:午前6時20分(自宅)   
  ■メンバー:家内と2人
 平戸を訪れたのは何年ぶりだろうか、記憶をたどってみると結婚して未だ二〜三年の時だったようだ。その時の写真がないので全く思い出せない。
 大学生の時に友人が生月島の出身だったため車で遊びに行った。その時は橋がなくフェリーで渡った記憶が残っている。とにかく遠いとだけ記憶がある。
 今は高速道で我家から3時間で平戸島まで行ける。しかし。今回目指す志々岐山平戸島の最南端であるため平戸大橋から約1時間もかかる。
 山と渓谷社が編集した「九州百名山」はこれまで3つの書籍となっていて最新版に掲載されている山を完登したが、旧版にしかない山が何座かあるためせっかくなので全て歩いてみることにした。
 今回の志々岐山は「新版九州百名山」に掲載されている。
 志々岐山は低山であるが、頂上部の岩尾根は高度感があってスリリングで頂上からの絶景には感動させられるとても魅力的な山である。
 遠くから見ても登山意欲を掻き立てる格好をしている。
 そんな山であるが、この山も信仰の対象の山で山麓には志々岐神社があって山頂付近は女人禁制でしかも岩屈で草履を脱ぎ裸足で岩場を登ったとのことである。
 もちろん現在はそのような習わしは解禁されているようで老若何女問わず登れる。
 さて、私と家内はやっとの思いで登山口手前の駐車場に着く。きれいな舗装された道が阿弥陀寺でなくなり、参道の鳥居があったためここが登山口かと思ったら神社駐車場の標識があるので狭い林道のような少々荒れた道を進む。しばらく高度を上げて広い駐車場に出る。そこには西海国立公園の標識(説明板)があって道標もある。ここから上を見上げるとポコッと飛び出た岩峰が見える。山頂はすぐそこに見えるのだが・・・・・。
 しばらく舗装道を歩くと標識があってそのまま進むと志々岐神社で右斜めに進むと登山道である。登山道は地図を見てもしばらく南に山腹を巻くように伸びている。途中に中宮跡腰掛岩、道標の石柱など歴史を感じる遺物や遺構が残っている。
 露岩が表れてきて樹林帯を抜けると目の前に先ほど見た「ポコッ」が現れた。そして草履置場なる岩屈を見るといよいよ岩尾根歩きが始まる。
 青い空と青い海、絶景だ。しかも高度感あって気持ちは最高だ。何と運が良いことか・・・・・・。
 しばらく絶景を味わったが、空腹は満たされないようでここでランチタイムをすることにした。
 しかも貸切である。下山は往路を戻り、次の山へと向かう・・・・・ん?志々岐神社へ立ち寄るのを忘れてしまった。ま、いいっか
 次は屏風岳であるが、実は今日の予定は、長崎市内の金比羅山佐世保市内の烏帽子岳であった。それを昨晩の天気予報で急遽変更した。結果的にそれが幸いし、この絶景を堪能することができた。ただ、その分、今日はかなり時間がタイトとなり、何だかどこかのツアーのようであった。 ともかく次はこれまた山容の良い屏風岳である。(次ページへ)

 ■コースタイム
 神社P-(3分)-登山口-(40分)-山頂-(33分-登山口-(3分)-神社P
 ※休憩時間は含めず。全行程で約2時間でした。
今回のコース(クリックで拡大)
平戸大橋(9:20)
志々岐湾越に見る志々岐山
神社の広い駐車場(10:18) 駐車場から見上げた 出発!道標がある(10:34)
まっすぐ行くと神社(10:37) 右斜めが登山道 中宮跡(10:39)
門柱のようだ(10:39) 自然林の中を進む ヤセ尾根には巨木がある
露岩を登(10:45)る ツバキが咲いていた 腰掛岩とある・・・説明を読むとちょっと怖い(10:49)
露岩を進む 尖った岩峰が現れた 早くも絶景だ
素晴らしい 稚児の塔の説明板(10:54) 祠がある
手の絵が彫られている(11:01) 岩壁の下を通過 ロープを補助に
ヤブランの実だろう 最北端まで来たようだ 草履置場とある(11:08)
急斜面を登る 下から上を見る 岩尾根に出た
大パノラマが広がる 奇岩に座ってみた しばらく絶景に見とれる(北側)
 
▲正面が屏風岳、奥に礫岩が見える 
 下を見る 山頂部  山頂部から振り返る 
 東側には屏風岳が鎮座する 尾根道を登りきると  祠がある頂上(11:21) 
 いつのまにか両手を広げて映るようになった  北側の眺め 東の奥には生月島が見える 
西には五島列島が  なぜかこれをやってみたくなる   下山開始・・・・結構迫力ある(11:53)

屏風岳へ
 今度は私の番(12:12)  無事下山(12:19)  
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