2011/07/03 英彦山(1119.6m)
豊前坊〜北岳〜中岳〜バードライン〜スキー場〜豊前坊
 ▲オオヤマレンゲ(大山蓮華 もくれん科)
2011年7月3日 天気 曇り
 ■出発時間:午前7時00分(自宅)   ※午前8時30分高住神社駐車場着
  ■メンバー:家内と私の2名
 今年は梅雨らしいと言えば梅雨らしいが、毎週日曜日が雨となるとストレスがたまる。土曜日休んで行けば良いのだが、このところ仕事で休めない。6月12日以来2週続けて日曜日が雨となり、もうがまんできないということで今日は雨を覚悟して出かけることにした。行く先は、妻がオオヤマレンゲの花が見たいと言うのでもう遅いかもしれないが英彦山に行くことに。
 朝起きると雨は降っていないが、今にも振りそうな雲行きである。近所のコンビニで義父母の昼食と私たちの弁当を買って出かけた。途中英彦山駅でトイレ休憩をして豊前坊へと車を走らせる。豊前坊高住神社の駐車場に車を停めるが、団体さんが準備体操を終えて出発しようといていたので私たちはゆっくりと支度をすることにした。高住神社で安全祈願をして進もうとすると「霊水」とあるので一杯いただく。緑に覆われた登山道は、ガスのおかげで幻想的な雰囲気を醸し出してくれて楽しく歩く。すぐに団体さんに追いついてしまったが、幸い望雲台へと進んでくれて追い越さなくても済んだ。それにしても団体で望雲台に登るのだろうか?気にしながら歩を進めるがどうも今日はきつい。昨日、少し走ったせいか・・・。救世安民の石碑を過ぎ、溶岩の壁を見るとお目当てのオオヤマレンゲがある。以前は場所を公表することで人が荒らすことを恐れていたが、もうその必要もないようだ。保護のためか、踏み荒らさないように手すりが設けられていた。近づくがあの貴婦人が現れてくれない。諦めかけていた時に「咲いてる!」と妻の声が聞こえた。確かに一輪だけ静かに咲いている。今年も無事にお会いできましたと声をかける。しばらく撮影会をして再び登山道を進む。木の階段を上がると北岳の肩に。道標に「1本杉」とあるが、「こんなのあったけ?」と周りを見ると今まで気づかなかったが大木が目の前にある。「これか」と納得。登山道は険しくなる。ガスがなければ時々素晴らしい展望を味わえるのだが・・・・。午前9時40分、北岳山頂に着く。風が強く少々寒い。ガスっているが、登山道ははっきりとしている。下りきると平坦な道をしばらく歩く。岩場にぶつかるとしばらく岩登りである。登りきると中岳山頂である。午前10時16分頂上に着く。少々時間が早いのか、登山者は非難小屋に一人のみ。ランチタイムには早いのですぐに下山することにした。非難小屋を左に見て階段を上がると上宮がある。ここで2組の登山者とすれ違う。1組は若いカップルだ。今流行りの山ガールさんである。写真を撮ろうとしたら妻が前に立ちふさがった。しょうがないから少しだけ山ガールさんを入れて撮ることにした。参道の石段はとても滑りやすく、妻は何度か滑った。途中再びオオヤマレンゲの花を観て行者堂を過ぎ、バードラインとの分岐に。入口に「作業中、通行十分注意!!」と表示あるが、気にせず進む。空も少し明るくなり、さわやかな気分で歩く。奇木に驚いて歩いていると前から来た人が「この下に重機が入ったようで県は何を考えているのか・・・・」と怒っていた。よくわからずに降って行くと道が掘り返されてずるずるでとても危険な状態である。重機はないが、おそらく工事の途中なのであろう。それにしても何をどうしたいのかわからないが、せめてちゃんと歩けるようにして工事をしてほしいものだ。野鳥の森観察路入口の標識が見えたら右にUターンするように入り込む。ここからしばらく山腹を巻くように歩く。道にころがる石が板状になっているのが不思議だ。森林浴を思う存分楽しみ下りになると苔むした岩や木が、まるで屋久島で見たもののけ姫の森のようだ。急に明るくなるとスキー場に飛びでた。青空こそ見えないが天気はずいぶんと良くなった。ベンチがちょうどあったのでここでランチタイムとした。妻と話をしながら食べているといつのまにか一人の登山者がやっぱりランチをしていた。全然気付かなかったのでもしかして亡霊かも知れない。なんて言いながら腹を満たした私たちは豊前坊を目指す。のんびりと歩いて無事に豊前坊に着いたのは、まだ12時半であった。時間が早いので妻のリクエストに応え、しゃくなげ荘で汗を流すことにした。
 ■コースタイム
  高住神社P−(45分)-北岳肩-(20分)-北岳頂上-(35分)-中岳頂上-(30分)-バードライン分岐-(50分)-スキー場-(30分)-高住神社P
 ※休憩時間は含くまれていません。全行程で約4時間でした。
 
今回のコース(クリックで拡大)
英彦山駅でトイレ休憩
高住神社の参道
高住神社 霊水をいただく ガスの中を歩く
救世安民の碑 溶岩の壁とある オオヤマレンゲの花
保護のためか手摺が設けられた ガレバを滑らないように 木の階段を歩く
北岳の肩に着く 一本杉ってこのこと? 岩場をクリア
北岳頂上にて 北岳にある祠 いつもの巨岩の横を通る
白蛇の置物 平坦な縦走路となる もしかしてネジキ
皿上の岩の上に立つ 何も見えない 滑りやすい岩場を楽しむ 中岳頂上
ヒコサンヒメシャラの花はもう終わり 中岳頂上にて 避難小屋を左に見て
階段を上る 上宮にて タツナミソウが咲いていた
石段は滑る オオヤマレンゲの花 しばらく鑑賞
行者堂手前の鳥居 ついに崩れた
ここより右に入る なんじゃこりゃ!
何の工事なのか?道を掘り返しているので歩きづらい 野鳥観察路へと進む(右) ここをUターンするように
板状の岩が多い アジサイがきれいだ ここは真っ直ぐに
苔むした岩がいい感じ スキー場に飛び出る 振り返る
ここでランチ 私はソーメン ウツボグサの花
亀彦地王神とある 最近できた? 豊前坊へと 石畳
豊前坊に無事着く しゃくなげ荘で汗を流す
     
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